リユースとは?リサイクルや中古との違いもわかりやすく解説!
リデュース リユース リサイクル。どれも資源を大切にするためのキーワードだとは知っているけれど、何が違うのか、気になっていませんか?リユースとリサイクルの違いやリユースと中古品について、それぞれの違いや私たちにできることをお伝えしていきます。
リユースとは?
リユースとは一度使用したものを捨てずに、繰り返し使うことです。捨てようと思っていたものを欲しい人に譲って使ってもらうのがリユースです。フリーマーケットやリサイクルショップ、寄付などが含まれます。使わなくなった衣類や本、生活用品、電化製品から自動車の中古販売もリユースにあたります。購入したものを大切に繰り返し使うようにすることが大切です。
リユースとリサイクルの違い
リユースとリサイクルにはそれぞれの役割や違いはあるのでしょうか?リユースは使わなかったものを繰り返し使うことでしたが、リサイクルとはごみとして出された廃棄物から使える部分を取り出して再資源化することをいいます。たとえばこのように再資源化されます。
- 廃プラスティック、紙くず、木くずなどをボイラー燃料に再利用
- 発泡スチロール、トレー類をプラスティック原料に再利用
- カン、ビン、ペットボトル等を建築原料に再利用
みどり産業では、あらゆる廃棄物を適正に処理してリサイクルを推進しています。リサイクルによってごみとして捨てられたものが燃料や建築原料として生まれ変わっています。
リユースと中古品の違い
では、リユースと中古品では、何が違うのでしょうか?リユースは一度使ったものを再利用することで、中古品はある程度使用した少し古い品のことです。微妙な違いはあってもリユースも中古品も同じような意味として使われることが多いです。
リユースの役割と具体例は?
そもそもリユースにはどんな役割があるのでしょうか?一般的には以下のような役割を担っています。
- 「CO2を削減できる」
- 「過剰な生産や消費を減らすことができる」
- 「リユースによって資源を無駄にせずに、安く購入することができる」
- 「不要になったものを減らすことでごみの埋め立て処分量を減らすことができる」
リユースもリサイクルも、自分にできることから始めることをおすすめします。よくあるリユースの具体例をご紹介しますので、できそうなことから始めてみてくださいね。
【リユースの具体例1】フリーマーケットの活用
使わなくなった衣類や本、生活用品はフリーマーケットやオンライン上のフリマアプリなどを活用することで、捨てられずに長く使ってもらえます。安い価格で販売されるので使う人にもメリットがあります。
【リユースの具体例2】シェアリングやリース、レンタルなどの活用
使用頻度の少ないものはシェアリングやリース、レンタルなどを活用できます。近年は自転車や傘などのシェアリングサービスなども増えています。
【リユースの具体例3】詰替品、マイボトルの利用
洗剤やシャンプーなどの日用品は詰替品を利用することで容器のごみを削減できます。また、マイボトルを持参すれば外出先での使い捨て容器の削減にもつながります。
海外のリサイクルリユース事情
ここからは海外のリサイクル、リユース事例についてご紹介します。さまざまな特徴がありますよ。
家庭ゴミのコンポスト化
アメリカのバーモント州では、コンポスト法が施行されています。これによって州内では生ゴミを捨てることが禁止されています。コーヒーかすや野菜の皮や種、食品の食べ残しなどはコンポストを利用しています。また、フランスでは2024年から生ごみの堆肥化が義務付けられることになりました。
有機廃棄物の堆肥化
有機廃棄物の堆肥化とは食品の残りや植物の切りクズなどを堆肥としてして再利用することです。これにより土壌の健全性と農業の生産性を高めることができます。
みどり産業でも、リサイクルで生産された有機肥料を使用した野菜作りを行っていて、弊社の「リベジの野菜」や「食品リサイクル堆肥」などの取り組みは注目を集めています。
廃材、建材の再利用
韓国では、建設廃棄物リサイクル促進法が施行されています。道路工事においては再生骨材使用が義務化され、建設廃棄物情報システムの運用も進んでいます。建設現場からの廃材などを再利用することで廃棄物の処分量の削減ができます。
まとめ
3R は Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)
これらの頭文字をとって「スリーアール」とよばれています。今回はリユースをテーマにリサイクル、中古品との違いや私たちにできることをご紹介しました。
◆リユースとは、一度使用したものを捨てずに、繰り返し使うこと
→普段の生活の中でできることをやってみる
◆リサイクルとは、ごみとして出された廃棄物から使える部分を取り出して再資源化すること
→家庭ごみはできるだけ分別して出し、事業系ごみはリサイクルに貢献できる方法を検討してみること
リデュース リユース リサイクルは、できることから始めましょう。
みどり産業では自社にぴったりのリサイクルや課題解決などのご相談を承っております。相談することでベストな選択が見つかると思います。無料で相談できるのでリサイクルが気になる方は、ぜひご検討してみてください。
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