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廃棄物の処分
2026.03.31

廃棄物の処分をしよう!削減事例と取り組みのまとめ

廃棄物を減らすことでコスト削減だけでなく、法令違反などのリスク回避や企業イメージ向上にもつながります。実は廃棄物を削減するとメリットがあります。メリットをふまえ、削減事例もご紹介しますので廃棄物を減らしてみましょう。

メリット1:コスト削減ができる

最も直接的な効果は、廃棄物が減ると処理費用の削減につながるということです。廃棄物の単価にもよりますが、収集、運搬、処分費の削減となります。また、無駄を可視化することで業務改善につながることもあります。

メリット2:環境への負担が軽減される

リユースやリサイクルをするとごみの減量、資源の節約にもなります。ごみの量が減ることで環境への負担が軽減されるのです。最近は廃棄される食品を肥料として活用する取り組みも身近になってきました。

メリット3:環境評価が向上する

ごみの量が減ることで投資家や取引先からの評価が向上することもあります。入札や取引条件で有利になったり融資が通りやすくなったりするということもあるようです。

メリット4:法的リスクの回避

廃棄物の不適切な処理による罰則などのリスク回避にもなります。廃棄物処理法違反は、5年以下の懲役又は1,000万円以下(法人は3億円以下)の罰金など、非常に重い罰則が科されます。

メリット5:ブランド価値の向上

環境に配慮する会社として認知されると、イメージ向上にもつながり商品だけではなく消費者に評価されます。近年では企業の姿勢が評価される傾向が強まっています。

廃棄物削減の企業事例

テレビや雑誌などのメディアでも、最近、度々取り上げられている「企業における廃棄物削減の取り組み」。ハードルが高いと感じてしまうこともあるかもしれませんが、実際に実践できている業種別の具体例をご紹介します。

食品業界の事例(食品ロス対策、再資源化)

① 味の素

施策

  • 製造副産物(発酵残渣など)を飼料・肥料へ再利用
  • 製造工程のロスを細分化して管理

成果

  • 食品廃棄物のほぼ100%再資源化
  • 廃棄コスト削減+副産物の価値化

ポイント

  • 「廃棄物=副産物」と再定義
  • 外部パートナー(農業・畜産)との連携を行なった

② セブン&アイ・ホールディングス

施策

  • AIによる需要予測で仕入・製造量を最適化
  • 賞味期限接近商品の値引きタイミング最適化

成果

  • 廃棄ロス削減+販売機会ロスも減少
  • 利益率改善

ポイント

  • 「作りすぎない・仕入れすぎない」仕組み化をするためにデータ活用が重要

③スターバックス(コーヒーかす再利用)

(例:カフェ・レストラン)

施策

  • 生ごみの堆肥化(店舗 or 外部委託)
  • 食材の歩留まり改善(カット方法見直し)

成果

  • 廃棄物量削減
  • 環境配慮ブランドとしての評価向上

製造業の事例(ゼロエミッション)

トヨタ自動車

施策

  • 工場ごとに廃棄物削減KPI設定
  • 金属・樹脂・油の徹底分別と再資源化

成果

  • 多くの工場で「ゼロエミッション」達成
  • 廃棄コストの大幅削減

ポイント

  • 分別精度=コスト削減効果
  • 現場主導の改善活動(カイゼン)を行う

② キヤノン

施策

  • 使用済み製品の回収・再資源化
  • 部品単位でのリユース設計

成果

  • 廃棄物削減+資源調達コスト削減
  • 環境ブランド強化

ポイント

  • 設計段階からリサイクル前提
  • 「作る前から廃棄を減らす」発想

小売業の事例(包装・流通ロス削減)

① イオン

施策

  • レジ袋有料化・マイバッグ推進
  • 簡易包装・ばら売りの拡大

成果

  • プラスチック廃棄物の削減
  • 消費者の環境意識向上

ポイント

  • 「顧客参加型」の施策
  • 行動変容を促す設計

EC・物流の改善事例(汎用)

(EC企業・通販など)

施策

  • 梱包サイズ最適化(過剰包装削減)
  • 緩衝材のリサイクル素材化

成果

  • 廃棄物削減+輸送コスト削減
  • CO₂排出削減

ポイント

  • 包装=コストと廃棄の両方に直結
  • 「物流改善」とセットで考える

コンビニ・スーパー共通施策

施策

  • フードバンクへの寄付
  • 見切り販売の強化

成果

  • 廃棄削減+社会貢献
  • ブランド価値向上

    今すぐできる廃棄物削減の具体対策とは?

    ① 廃棄物の「見える化」をする

    • 種類・量・コストを把握
    • 無駄の原因を特定

    まずは現状の把握をすることで改善できることがわかります。

    ② 分別の徹底をする

    分別精度が高いほどリサイクル率が上がり、コストが下がります。

    ③外部パートナーの活用をする

    • リサイクル業者
    • 廃棄物処理業者
    • 資源化事業者

    パートナーが相談にのってくれるので、ぜひ相談してみましょう。

    まとめ|廃棄物の削減は単なる“コスト削減”ではない

    廃棄物削減は単なるコスト削減ではありません。利益改善・環境対応・企業価値向上を同時に実現する施策でもあるのです。

    今回ご紹介した、廃棄物の処理に成功している企業に共通するのは、「廃棄物=不要なもの」ではなく、「資源」として捉える視点を持っていることです。企業にとって廃棄物処理は「コスト」として捉えられがちですが、実は廃棄物削減は利益改善・業務効率化・企業価値向上につながる重要な経営戦略でもあります。

     

    近年ではSDGsへの対応や、環境意識の高まりにより廃棄物削減に取り組む企業も増えています。ただし、最初の取り組みにハードルを感じることもあるため、お困りならば相談してくださいね。
    「今すぐできる廃棄物削減の具体対策」を参考に、自社の廃棄物を見える化して、分別の徹底、外部パートナーの活用を検討してみてください。

     

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